「よかれと思って」が部下のやる気を奪う?できるリーダー・できないリーダーの決定的な違い
低い数値が出た心理カウンセラーは、上から目線のアドバイスが多かったため、クライアントは不快感を感じており、その心理カウンセラーを見下していたといいます。
その一方で、高い数値が出た心理カウンセラーに対しては、自分と同じ目線で話ができることで、リスペクト(尊敬)の気持ちを持っていたそうです。
人間の脳というのは不思議なもので、相手にバカにされたと感じているとIQが低くなってしまい、相手が尊敬できれば、同じ人であってもIQが高くなるのです。
あなたが誰かに悩みを打ち明けて、相手から「それは大変だったね」と同情されて、「でも、私はそうは思わないな。私だったら……」と相手の持論を延々と聞かされたら、どんな気持ちになるでしょうか?
私であれば、「この人、何もわかっていないクセに、ペラペラと何を話しているんだ!」と感じて、イライラすると思います。そのイライラの原因は、「評論家目線」で高いところからこちらを見ていることがわかるからです。
部下にアドバイスする必要はない
人にアドバイスするというのは、語る側は「助言」と思っていても、聞く側は「指導」や「命令」と感じて、不快になることもあります。
こちらがよかれと思ってソリューションを提示しても、相手が「余計なアドバイス」と感じているならば、相手は「マウントを取られている」と受け取ってしまいます。
人にアドバイスするというのは、相手の受け取り方次第で、薬になることもあれば、毒になることもあるのです。
そこまで面倒なものであるならば、ムリをしてまでアドバイスをする必要はない……と覚悟を決めれば、ムダな時間と仕事を、大幅にカットすることができます。
上司が職場の人間関係を最適化するためには、こうした割り切った考え方をすることが、重要な意味を持っています。
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