「ついに一時代が終わった」「こんな形で…」との声も。《「ダウンタウンDX」放送終了》に見る"共犯関係"で作る番組の終焉
番組は1993年に開始し、少人数のゲストを招いてのトークや、クイズ番組を経て、現在は「ひな壇」に並ぶゲストとのやりとりが中心となっている。

視聴者によるゲストの目撃情報や、スタジオまで着てきた私服やアクセサリーの紹介など、芸能人の日常生活が透けて見えるようなコーナーを通して、ダウンタウンの2人による、ゲストへの「イジり」を楽しんでいる視聴者も多いだろう。
そんな人気かつ長寿番組だが、ここ数カ月は「あるじの不在」が続いていた。松本さんはスキャンダルを受けて、雑誌報道に対する法的措置に注力するため、2024年1月から活動を休止している。
加えて、浜田さんは2025年3月、前年末から体調不良があり、「医師より、当面の間、静養することが望ましい」と助言を受けたとして、一時休養に入った。1カ月ちょっと経過したが、いまなお復帰予定は明らかになっていない。


浜田さんの休養を受けて、番組は代役による司会を立てている。4月3日の放送は「かまいたち」山内健司さんと濱家隆一さん、10日は「千鳥」大悟さんとノブさん、17日は「ロンドンブーツ1号2号」田村淳さん、そして24日の放送は東野幸治さんが担当する予定だ。
スキャンダル以降、説明が不十分な印象
視聴者からは代役を立てつつ、浜田さんの復帰を待つと思われていたのか、SNSでは突然の番組終了に驚く声が相次いでいる。加えて、「ダウンタウン」を冠する他の番組を心配する投稿も少なくない。
というのも、たとえ浜田さんが復帰したとしても、松本さんの活動が見えない以上は「ダウンタウンの番組」とは言えないからだ。松本さんのスキャンダル報道から、まもなく1年半を迎える。すでに訴訟取り下げからも半年ほどたつが、取り下げ直後の2024年12月に、芸能記者によるインタビュー記事が、大手ポータルサイトに掲載された以外、ほとんど続報は見られない。
この間には、ともに「まつもtoなかい」(フジテレビ系)を担当していた“盟友”である中居正広さんも女性問題を報じられ、芸能界を引退した。エンタメ業界にも「人権とコンプライアンス意識の順守」を求める風潮が高まっている。
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