なぜ今、《ザワつく!金曜日》が老若男女に見られているのか? 「大晦日にいちばん見られた民放番組」「年間平均視聴率1位」快挙のナゾ

いま最も人気のあるバラエティ番組といえば、『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系、毎週金曜18時50分(一部地域を除く)。以下、『ザワつく』)である。
「2024年年間平均視聴率」(2024年1月1日~12月29日/ビデオリサーチ調べ・関東地区)で、個人全体・世帯ともに3冠(全日帯・ゴールデン帯・プライム帯)を獲得したテレビ朝日。
報道情報番組やドラマが好調の中で、バラエティー番組でテレビ朝日の躍進を牽引したのが同番組だ。
「異色の3人」がキャスティングされた理由
『ザワつく』は、石原良純さん、長嶋一茂さん、高嶋ちさ子さんの3人が、最近巷で騒がれている話題について語り合うトーク番組だ。一見、シンプルに思える構成の番組だが、その勢いは凄まじい。
2024年のレギュラーバラエティの年間平均視聴率・個人全体では、7.3%で全局トップ。しかも、すべての放送回で同時間帯の民放トップだ。さらに、2019年から大晦日に放送している特番『ザワつく!大晦日』は、4年連続で民放大晦日番組の中でトップを獲得した。
なぜ『ザワつく』は、ここまでの人気を獲得する番組になったのだろうか。
「実は最初は、『父母会』と称して、教育や子育てをテーマにした番組を考えていました。御三方に、親の立場から歯に衣着せぬトークをしてもらったら面白いのではないかと」
そう語るのは、『ザワつく』のエグゼクティブプロデューサー・寺田伸也さんだ。これまでさまざまなバラエティー番組を手掛け、現在は同番組以外にも、『ミュージックステーション』の制作統括を務めている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら