「近所の中学生と文通中」と明かした所ジョージ、「カンペは絶対に見ない」「大江健三郎氏も太鼓判」など、独特な“すごさ”に迫ってみた

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所ジョージさん
所ジョージさん (写真:所ジョージ公式YouTube『所さんの97チャンネル』より)

その脱力したキャラクターで、歌手、コメディアン、タレント、司会者、俳優、声優、ラジオパーソナリティ、作家など、マルチに活躍を続ける所ジョージさん。

今年1月に70歳となった今も、幅広い視聴者に支持され、司会を務めるテレビ番組『所さんの目がテン!』『世界まる見え!テレビ特捜部』(ともに日本テレビ系)などは、軒並み長寿番組になっています。

直近では、7月1日に放送された日本テレビ系の特番『祝MAXさんま御殿!! 生きてるだけで丸儲け 明石家さんま生誕祭SP』に出演した際、「近所の男子中学生と3〜4年間くらい文通している」と明かし、一般人ともフランクに付き合う姿勢に、SNSでは好感や驚きの声があがっていました。

視聴者に受け入れられるだけでなく、番組スタッフからも絶対的な信頼を得ているという所さんですが、それはいったいなぜなのか? 所さんの「す・ご・い・で・す・ネッ」の秘密をひも解きます。

所さんのすごいトコロ1 「場の雰囲気」をつくる天才

所さんの司会を見ていて、おそらく誰もが感じるのは、その「自然体」ぶりではないでしょうか。

明石家さんまさんやビートたけしさんのように、自ら笑いを取りにいくタイプではなく、あくまでも、番組内で流れたVTRへの感想やリアクション、あるいは、ゲストとのトークで自然な笑いを生み出していくタイプ。
見ていると、その「前に出ない感じ」が妙に心地よく、安心感をもたらしてくれます。

生前、所さんと交流があり、大ファンであることを公表していたノーベル賞作家の大江健三郎氏は、所さんの芸風についてこう言っています。

「インディペンデント(独自)で、芸風がすっきりしていて嫌味がない」

おっしゃるとおり、「すっきりしていて嫌味がない」ところが、所さん最大の強みです。

また、テレビ関係者によると、「所さんは、場の雰囲気づくりの天才」なのだとか。

確かに、どんなに深刻なテーマを扱ったVTRが流れていても、画面の隅に、ワイプで所さん顔が映っているだけで、なんだか安心できます。

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