「近所の中学生と文通中」と明かした所ジョージ、「カンペは絶対に見ない」「大江健三郎氏も太鼓判」など、独特な“すごさ”に迫ってみた
ちなみに、番組プロデューサーによると、収録前、テレビ局にやってくると、所さんは楽屋で横になって、その日の台本を1回だけ、最初から最後まで読むのだとか。
それだけで、番組の大きな流れがすべて頭に入ってしまうから、本番ではカンペを見なくても、支障がないのだそうです。
すごいトコロ3 あえて感情を表に出さない
所さんの番組づくりのポリシーのひとつに、「視聴者ファースト」があります。簡単に言えば、何よりも視聴者に楽しんでもらうことを優先するということ。実際、所さんのはこんなことを語っています。
「(司会で)意識しているとすればお茶の間。お茶の間の人がどうやって楽しんでいたり、どんな心持ちで見ているか……を必ず意識している」
この考え方は「笑い」だけでなく、「感動」も一緒。例えば、涙なしには見られないようなVTRが流れたとき。感動して涙を流すのは、視聴者が最優先だと考える。
それを意識している所さんは、視聴者の感動を出演者が奪ってしまわないように、どんなに泣けるVTRが流れても、決して泣かないようにしているそうです。たしかに、所さんがテレビで涙を流しているシーンは見たことがありません。
もちろん、ゲストの1人がハンカチで涙をぬぐっているくらいはオーケー。逆に、それくらいで丁度いいという考えなのです。
一見、天然の自然体キャラクターに見える所さんですが、実はこのように、「視聴者にどう見えているか?」「視聴者がどう感じるか?」などを考え、細かな部分まで配慮している結果、「自然体」の司会ぶりが成立しているのですね。
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