そこで母親が「できなくても大丈夫。あなたは今のあなたでいい」と本気で思い、かける言葉も変えたところ、少しずつ笑顔が増え、好きなことに意欲的に取り組むようになりました。
子育てとは、親の思い通りの花を「咲かせる」ことではありません。
「この子は、どんな花を咲かせるのだろう?」と楽しみに待つこと──それこそが、親の大切な役割だと筆者は考えています。
親が「見守る」「信じる」という姿勢に変わると、子どもは不思議と、自分から咲き始めるのです。しかも、それは親の想像を超える、素敵な花であることが多いのです。
親が「手放して」から、子どもは伸び始める
親という立場になると、ときに「期待」という名の手綱を強く握りしめてしまいます。でも、その手を少しゆるめることで、子どもが本来持っている力が自然と発揮されていきます。
「子どもは親の期待に応えるために生まれてきたのではない。その子が、その子らしく生きるために生まれてきた」
この視点を持つことで、子育てはもっと温かく、もっと自由で、そしてもっと楽になるはずです。

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