76歳にして骨密度が135%!! 鎌田實さんが50年かけてたどりついた「かまた体操」で高める"5つの力"

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そして、食事ともうひとつ、健康長寿のために欠かせないのが、運動です。食事と運動は両輪。この2つがそろって、ぼくの長生き健康術が完成します。

ぼくはこれまで、スクワットなどの筋トレを提唱してきました。しかし、もっと手軽に、「筋肉・骨・血管・脳・腸」のすべてを元気にできないものか。そう考えて、佐賀県で開催している「がんばらない健康長寿実践塾」、通称「鎌田塾」の健康運動指導士や塾生たちと一緒に考案したのが、この、長生き「かまた体操」です。

「朝・昼・夜」に分けて2つずつ行う

たとえば、塾生の中にも、毎朝、ラジオ体操をしている人がいます。もちろんラジオ体操はすばらしい体操ですが、私たちの体のコンディションは朝・昼・夜で違い、それぞれの時間帯で、体が一番必要としている動きも違うのです。

そこで、鎌田は、朝・昼・夜に分けて行う、計6つの体操を考えました。1日3回、それぞれの時間帯に適した体操を2つずつ行うだけ。1つの体操が約30秒ですから、朝・昼・夜、それぞれ1分。

年齢を重ねて、筋肉量や骨密度が下がった状態でハードな運動をすると、むしろ体の負担になってしまうことがあります。最適な運動量で毎日続けられることを大切に、「きん・こつ・けつ・のう・ちょう」のすべてがしっかり元気になる動きを1分に込めた体操、それが「かまた体操」です。

朝は「体側伸ばし&腸ひねり」と「バンザイスクワット」で寝起きの体を目覚めさせ、午後は「脳トレランジ」と「足踏みツイスト」で筋肉と脳をしっかり刺激し、活力を上げます。

そして夜は、「内臓ほぐし」と「肩甲骨はがし」で1日の疲れをとり、睡眠の質を上げます。

(出所:『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生きかまた体操』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

(出所:『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生きかまた体操』より)
(出所:『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生きかまた体操』より)
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