40代でも急に老けてしまう「ゴースト血管」の恐怖 血管を「若く保つ」ためにはどうしたらいいのか

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「老い」はどこから始まるのでしょうか(写真:8x10/PIXTA)
いくつになっても、旅行に出かけたり、好きなものを食べたりしたいもの。そのためには、タンパク質を積極的に摂りながら運動をすることで「筋力」を蓄えることが重要だと、諏訪中央病院の名誉院長、鎌田實氏は説く。
同氏と生島ヒロシ氏との共著書である『70歳からの「貯筋」習慣』では、高齢者が長く健康を保つために、体の筋肉を蓄える「貯筋」の大切さを提唱している。本稿では、「がんばらない健康法」を提唱する鎌田さんに、老化を防ぐための食事、運動、睡眠における重要ポイントを聞いた。

腸内の善玉菌を増やす「貯菌」

――『70歳からの「貯筋」習慣』では、「貯金」、筋肉を蓄える「貯筋」と並ぶもう1つの重要な「ちょきん」として「貯菌」を紹介しています。

「腹をくくる」「腹を決める」という言葉があるように、「腹=腸」は体の中心であり、生きていくうえで最も大事な要素です。

腸には免疫細胞の約7割が集まっているといわれ、ウイルスや病原菌から身を守ります。また、「脳腸相関」といって脳と腸はつながっていて、互いに情報をやり取りしているともいわれます。

ストレスを感じるとおなかが痛くなったりおなかを壊したりするのはその脳腸相関が関係しています。細胞の進化を見ていくと、腸は脳より先にできていて、腸から脳は生まれたのではないか、ともいわれています。

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