都民が驚愕「グラングリーン大阪」の“昔の姿”とは。府民の多くが懐かしむ?「貨物駅」時代はどんな様子だったか

2014年に撮影した、梅田貨物駅の跡地(筆者撮影)
都市公園を併設した複合商業施設「グラングリーン大阪」は、南館オープンから3日間で延べ70万人の来場者で賑わったという。10年ほど前、そこには……貨物駅を撤去した跡の、広大な荒地が広がっていた。
1日250万人が鉄道を利用するJR大阪駅・梅田エリアのすぐ北側に、日本有数の貨物駅「梅田貨物駅」は、なぜ近年まで存在し続けていたのか。まず、かつての低湿地が「一大文教地区」、そこから「一等地の貨物駅」に変わるまでの歴史をさかのぼってみよう。
1㎡2000万オーバーの立地 なぜ巨大貨物駅があった?

逆方向から2025年3月に撮影。左手はグラングリーン大阪、中央奧の緑地は2027年完成予定 (筆者撮影)
地上39階建て・高さ180m、JR大阪駅・うめきた改札口直結の商業施設「グラングリーン大阪・南館」が、2025年3月21に開業した。敷地内に都市公園を併設した約6.7haもの広大なスペースは、2013年3月まで、貨物駅「梅田駅」(以下:通称の「梅田貨物駅」で表記)があった場所だ。
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