「自分は単なる“組織のコマ”…」と感じている人へ、会社という組織を「味方につける」にはコツがある!組織を「チーム」に置き換えると?

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悩み続けてきた「僕」から君たちへ 社会人1年生に伝えたい成長と成功の本質
組織のコマでしかないといった無気力さを感じたら、どうすればいいのか(写真:Ushico/PIXTA)
「組織」というものは、とりわけ社会人1年生にとっては得体のしれないもの。ひとたび不満を感じると、どんなことも組織のせいにしてしまいがちになるかもしれません。ところが、齋藤孝明治大学教授は、どこを見て、どう動くか次第で、組織は実は自分の大きな味方になってくれるといいます。
そこで本記事では、齋藤孝先生の新刊『悩み続けてきた「僕」から君たちへーー社会人1年生に伝えたい成長と成功の本質』より一部を抜粋・再編集し、「組織」の本質と正しい向き合い方について、教え子である「君」への手紙で解説していきます。

 「組織」について

組織で働いていると、自分が単なる“コマ”にすぎないと感じるだろう。
その原因は実は組織自体ではなく、「自分が、自分が」という狭い視点にとらわれた自分自身にある──

君が所属している部署の課長が、突然、辞めてしまったそうですね。

そのせいで業務指示があいまいになったり、これまでのやり方がガラリと変わったり、非常に困惑しているとのこと。必死に覚えたこと、懸命に積み重ねてきたものがムダになったと嘆きたくなる君の気持ち、とてもよくわかります。

上で何がしかの変化が起きると、そのしわ寄せを下が受けることになる。まじめにコツコツやってきたことも、上の考えや見方ひとつでひっくり返ってしまうこともある。不満に思っても、「決定だから」と言われれば逆らうこともできない……。

組織で働いていると、自分が単なる“コマ”でしかないような、命令されて動くだけの機械のような、そんな無気力さを感じてしまうことも間々あるでしょう。

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