特に国産小麦の場合はそれがウリになりますから、しっかり書かれています。その場合は「小麦粉(小麦(国産))」などという表記になっています。
「小麦粉(小麦(北海道産小麦100%))」などと、より強調した書き方をしているものもあります。
一方、外国産の場合は避けられる傾向にあるので、産地をあえて書かずに「小麦粉(国内製造)」とのみ書かれることが一般的です。
いずれにしても「国内製造=国産ではない」ので注意してください。
輸入小麦に使われる「殺虫剤の安全性」
輸入小麦を不安視する人が多いのは「ポストハーベスト問題」があるからでしょう。
ポストハーベストとは「収穫後に使用される農薬」のことです。輸送途中にカビが生えたり、虫がわかないように使われます。
ポストハーベストの一番の問題は「表示が不要」ということです。
どんな食品にどのぐらい使っていいのかという「使用基準」もありません。
だから「裏側」で何を使っているかどうか、私たち消費者には知る由もないのです。
ポストハーベストは現在80種類ほどが認められています。このうち、よく使われるのが20種類ぐらいです。
小麦粉に使われるポストハーベストに「マラチオン」という殺虫剤があります。
これは「毒性の高さ」が問題視されています。
しかし表示が不要なのですから、「裏側」で使われているかどうかも、私たちにはわからないのです。
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