「パン、ラーメン、うどん、ケーキ、お菓子も…」平気で「小麦粉」ばかり食べる人が知らない"ヤバすぎる真実"

✎ 1〜 ✎ 83 ✎ 84 ✎ 85 ✎ 86
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
【小麦粉の安全性問題①】まぎらわしい「国内製造」という表示

「うちは安全性を考えて小麦粉は国産を使っています」という人がいます。

この国産表記ですが、少し前にちょっと話題になった件があります。

それが「国内製造」という表示です。つまり小麦粉の原材料表記に「小麦(国内製造)」と書かれているものがあるのです。

これを見て「これは国産なのだ」と思ってしまう人がいるのです。

みなさんはどう思いますか? パッと見たら誤解してしまいそうですよね。

じつは「国内製造」と書かれている小麦粉は、ほぼ100%「外国産」と思って間違いありません。

「輸入小麦」を国内加工すれば「国内製造」となる

小麦粉の食品表示はまぎらわしいのです。加工食品は最も多く使われる原材料について、以下のようなルールがあります。

・生鮮原料の場合は「産地」を表記する
・加工原料の場合は「加工地」を表記する

というものです。

ここでいう「生鮮原料」とは肉や生野菜のような、スーパーの「生鮮食料品」だけを指すのではなく、大豆や小麦などの未加工の原料も入ります。「小麦」は生鮮原料ですが、「小麦粉」の場合は加工原料です。

本来ならすべての食品の産地を表示すべきなのですが、加工食品の場合は「原材料の産地をすべて特定するのが困難」という理由で「加工地」を表記すればいいということになっています。

小麦粉も「小麦を粉にした加工品」ですから、加工地を表示すればいいわけです。「輸入した小麦」を国内で製粉すれば「小麦(国内製造)」と書けます

しかし、産地が特定できる場合は表示してもOKなのです。

次ページヤバすぎる?「ポストハーベスト問題」
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事