99%が誤解「フリーランスの働き方」の意外な実態 「自由」という名の「甘え」に溺れてはいけない

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ただ、フリーランスでも、やり方次第では安定に近い状態をつくることができます。たとえば、稼ぎたい目標額を最低ラインとして設定して、それを死守すれば、安定に近い状態が訪れます。

私は起業家や経営者の育成を行っているのですが、その中によくいるのが、独立して月収100万円を目指すと宣言して、実際に100万円を達成したら集客をやめてしまう人。そのような人はすぐに月収30万円まで落ちます。そうではなく、収入が最低の月でも100万円という状態を作ることができれば、安定に近い状態だと言えるでしょう。

最も低リスクなフリーランスのなり方は、非正規でもいいので会社に所属して、仕事を通じてスキルアップして、そのスキル1本で生活できる自信がついたらフリーランスとして独立するという方法です。

あるいは独立せずに会社員として給料をもらいつつ、副業で個人事業主としても稼ぐというハイブリッド型の人も増えています。労働時間は長くなりますが、フリーランスとして稼げるようになっておくと、いつでも会社を辞められるし、本業と副業のシナジーもあるので、ハイブリッド型はオススメです。

スキルより大切なもの

ところで、フリーランスになって夢を叶えるために一番必要なものとは何だと思いますか? 私の講座でよく挙がるのは、次のようなものです。

・ 一歩踏み出す勇気

・ 明確な目的

・ 計画性

・ 入念な準備

・ スキル

・ 継続力

どれも確かに必要なのですが、すべてを同時に揃えるのは困難を極めます。そこで、これらの要素の根本に何があるか考えてみましょう。

たとえば「入念な準備」について。準備はやる気がないとなかなか進みません。同様に「スキル」もやる気がなければ身につきません。

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