口ぐせとやる気の関係とは?
今回は、やる気が上がる「口ぐせ」について、脳の視点から考えてみましょう。
皆さんは「きっとできる!」という口ぐせと、「ま、いいか」という口ぐせ。どちらのほうがやる気が上がると思いますか? 「きっとできる」のような自分へのポジティブな声かけは、基本的にやる気を高めます。ただし、逆効果になるケースもあります。
それは「きっとできる!」と口にして行動した結果、手痛い失敗をしたことが過去にある場合です。すると「きっとできる!」が、「あのときはうまくできなかった」という記憶を呼び起こすスイッチになってしまい、やる気が下がってしまうのです。
思い当たる過去がある人は、失敗の原因を分析して「次こそはできる」と思える状況をつくってみてください。
いい結果を期待できる状況で、今度こそ「きっとできる!」を使うのです。期待通りの結果が出れば、その後は「きっとできる!」はポジティブな行動を後押しするキーワードになるはずです。
もう1つの選択肢である「ま、いいか」は、気持ちを切り替えるときのスイッチとなる言葉です。うまくいかないことが起きたときに、それをネガティブに受け止めてしまう前に、「ま、いいか」とつぶやくのです。
自分ではどうにもならないことについて、くよくよ悩んでいても精神衛生上よくありません。だったら「ま、いいか」といったん事実を受け入れてみるのです。
このとき、できれば声に出して言ってみてください。すると、モヤモヤした気持ちに対してひと区切りがつくはずです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら