「仕事やらなきゃ」「でも、やる気出ない」最強取説 動けない現代人のための「心の勢い」の作り方
「やらなければいけないとわかっているのに、なかなかやる気になれない――」
日常生活のなかでそんな思いを抱え、悩み続けている方は決して少なくないはずだ。ある意味でそれは昔から続く、ビジネスパーソンの悩みの定番であるともいえるかもしれない。
日常生活のなかでそんな思いを抱え、悩み続けている方は決して少なくないはずだ。ある意味でそれは昔から続く、ビジネスパーソンの悩みの定番であるともいえるかもしれない。
現代人はさらに動けなくなっている
『クヨクヨしない すぐやる人になる 「心の勢い」の作り方』(川野泰周、恩田勲 著、東洋経済新報社)の著者によれば、現代人はさらに「動けなくなっている」のだという。どういうことだろうか?
……と書き始めたばかりではあるのだが、本論に進む前にまずは本書についての2つの特徴に触れておかねばならない。
1つ目は、本書の成り立ちだ。これは、禅僧である精神科医の川野泰周氏、経営コンサルタントの恩田勲氏と、それぞれまったく異なるバックグラウンドを持つ2人によって書かれているのである。
注目すべきは、何度も議論を重ねてきたという両者が、「人と会って話すことにハードルを感じる人」が増えていると指摘している点だ。
ビジネスの現場をよく知る恩田は、それを肌で感じています。例えば、新人研修の休憩中のこと。若者たちは、隣に座っている同期と親睦を深めようとせず、スマホを眺めています。グループワークを始めても、「〇〇さん、この作業をお願いします」「私は〇〇さんの意見について、こう思います」などといったやりとりができず、やむなく研修講師が介入することも、しばしばです。(「まえがき」より)
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