99%が誤解「フリーランスの働き方」の意外な実態 「自由」という名の「甘え」に溺れてはいけない
皆さんが就こうとしているのは、このような職業です。フリーランスの「フリー」とは「自由」ではなく「無所属」という意味なのです。
ここが非常に重要なポイントです。無所属ということがどれほど恐ろしいことかわかっていない人が多いと感じます。会社員なら仕事でミスをしても会社が守ってくれますし、法令違反でもしない限り解雇になることはまずありません。しかしフリーランスは違います。
クライアントからの報酬を丸ごともらえる代わりに、クライアントが納得できるモノやサービスを提供しなければ次はありません。たった1つの小さなミスで仕事を失い、路頭に迷うリスクもあります。だから好きなように自由気ままに、思い通りに仕事をすることなど、できるはずがありません。
フリーランスは自由を得られるのではなく、むしろ自由に振舞ってはいけない立場。あくまでも「成功したら結果として自由を勝ち取れるかもしれない」という働き方なのです。
フリーランスに安定など訪れない
次に大事なことが、フリーランスの収入は安定しないということです。
基本的に収入は常にぶれます。私自身も月収はいつも変動しており、それは今の立場になっても変わりません。安定した収入を得ることが可能なら、それはフリーランスとは呼びません。業務委託契約で月額固定の収入を得ることもありますが、それもいつ打ち切られるかわからないため、安定とは言えません。
たとえば、私の父親はある出版社と定期的に案件をもらえる業務委託契約を結んでいましたが、その事業部が閉鎖されたことで受注がなくなり、それまで定期的に得られていた収入も一瞬でゼロになりました。
このように、フリーランスには安定など訪れないことを認識し、常に新しい案件を取り続ける努力が必要です。
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