スズキ「ソリオ」3気筒エンジン化は吉と出るか フェイスデザインやパワートレインを大幅変更

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ちなみに、自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した新車販売台数ランキングでは、2024年1月~12月分(1年間)でルーミーは6万7698台(全体の12位)。同期のソリオ(先代)は5万2404台(全体の18位)だった。

1年前(2023年1月~12月分)の新車販売台数で、ルーミーは10万800台(全体の5位)、ソリオは4万7983台(全体の18位)だったので、ルーミーは前年対比67.2%、前年から3万3102台もの減少だ。一方、2024年にソリオは前年対比109.2%、4421台の増加となっている。

ソリオ販売増加の理由と今後の行方

新型ソリオのボディや室内の寸法
新型ソリオのボディや室内の寸法(写真:スズキ)

こうした動きは、ルーミーをOEM供給するダイハツの認証不正問題による生産停止が大きく影響していたのだろう。また、ソリオの増加は、ライバル(ルーミー)の不在により、一定ユーザーがソリオへ流れたこともうかがえる。

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ただし、トヨタの公式ホームページによれば、2025年1月10日時点で、ルーミーの納期は1~2カ月程度。現在は正常状態に戻っているようだ。復活したライバル車ルーミー、そして新型となったソリオ/ソリオ バンディットが、これからシェア争いをどのように繰り広げるのか、今後に注視したい。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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