ついに、という感じでスズキが「ジムニー」の5ドア版を「ジムニーノマド」として、2025年1月30日に発表した。
ジムニー5ドアは、2023年6月にインドで発表され、いわゆるアジア・パシフィック地域、フィリピンやインドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国などではすでに発売されていた。待望の日本導入というわけである。
フロントグリルは専用デザイン
5ドアのジムニーについては、これまで何度も社内提案はあったものの、実現には至らなかったという。それが、ついに市場の声に押されて実現したのだ。このノマドは、ジムニーの市場をさらに拡大するだろう。
1.5リッターエンジンを搭載する「ジムニー シエラ」をベースに開発されたノマド。ホイールベースを延ばして、車体を延長。後席の居住性を上げると同時に、荷室容量を拡大している。
外観上の特徴は、あえて書くまでもなくドアが2枚増えたことがひとつ。垂直のように切り立ったリアゲートと、スペアタイヤを背負ったスタイルは共通だが、リアクォーターウインドウが目をひく。
フロントグリルは、専用デザイン。ヘッドランプも収めたパネルはガンメタル塗装で、スズキが呼ぶところの5スロットには、クロームの縁取りが加えられている。
ウェブなどで事前に流れていた噂では「ジムニー5ドア」などとされていたが、正式名は「ジムニー ノマド」となった。
ノマドという名称に、懐かしさを感じる人もいるだろう。1990年に発売された「エスクード」の5ドア版が、「エスクード ノマド」であった。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら