ホンダ「フリード」新旧比較で見るヒットの法則 ちょうどいいサイズ感はそのまま熟成が進んだ

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写真右が新型フリード、写真左が先代モデルの2代目フリード
写真右が新型フリード、写真左が先代モデルの2代目フリード(写真:本田技研工業)

ファミリー層を中心に、根強い人気を誇るホンダのコンパクトミニバン「フリード」。2024年6月、8年ぶりのフルモデルチェンジを受けた3代目が発売され、なかなか好調な売れ行きをみせているが、新型は先代モデルと比べ、どのようなクルマに仕上がっているのだろうか。

先代にあたる2代目フリードは、幅広いユーザー層が運転しやすい小ぶりな車体、余裕ある室内、使い勝手のいい装備などが特徴だった。また、6人乗りと7人乗りが選べる3列シート車に加え、5人乗りの2列シート車もそろえるなど、幅広いニーズに対応したことなどが人気の要因だったといえる。

新型でも、そうしたフリード本来の特徴や個性は継承しつつも、最新のハイブリッドシステムや先進安全装備、細部にわたる装備の改良などを実施。そうした進化がユーザーから一定の評価を受けたのだろう。ホンダによれば、発売約1カ月後の2024年7月27日時点で、月間販売計画(6500台/月)の約6倍となる約3万8000台の受注という成果が出ているという。

ここでは、そんな新型フリードについて、実際にどういった点が先代モデルから進化したのかを検証。改めて、同モデルが持つ魅力に迫ってみる。

【写真】ホンダ「フリード」新旧モデルの内外装などを比較する(84枚)

ホンダの大人気モデル「フリード」とは

フリードは、2008年に発売された初代モデル以来、30代や40代の子育て世代を中心に大きな支持を受けているコンパクトミニバンだ。

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