ホンダ｢フリード｣新旧比較で見るヒットの法則 ちょうどいいサイズ感はそのまま熟成が進んだ

パワートレインでは、1.5Lガソリン車のほか、ハイブリッド車に新しく独自の2モーターシステム「e:HEV（イーエイチイーブイ）」を採用。最新技術の投入により、走りや燃費性能に磨きをかけている。また、駆動方式は、6人乗りと5人乗りのハイブリッド車とガソリン車の両方に、2WD（FF）と4WDを設定。7人乗り仕様は、先代モデルと同様、ハイブリッド車とガソリン車ともに2WD（FF）のみを用意している。

新旧フリード外観比較

新型フリードのリアビュー（写真：本田技研工業）

外観では、先代が全体的にやや丸味を帯びたフォルムだったのに対し、新型はよりスクエアでミニバンらしさを印象付けるスタイルとなった。

とくに新型のフリード エアーは、ミドルサイズミニバン「ステップワゴン」の6代目（2022年5月発売）に新設定した「ステップワゴン エアー」を彷彿させる外観だ。スッキリした印象のフロントフェイス、どっしり感のある台形デザインとなったリアビューなどにより、まるでステップワゴンの兄弟車と思えるほどイメージが似ている。

フリード クロスターのスタイリング（写真：本田技研工業）

また、フリード クロスターも、よりスクエアなフォルムとなったほか、各部のギミックにより、先代モデル以上にタフなイメージを演出する。とくに顔付きはフロントグリルに配した金属調の専用ガーニッシュ、大型化したバンパー開口部、ロアガーニッシュのフォグライトなどにより、ワイルドな印象を加味。ほかにもヘアライン仕上げのルーフレールなどにより、アウトドア・ユースを想起させるデザインを採用する。