台湾の経済部(日本の経済産業省に相当)が主催する「台湾エキスポ 2026(日本台湾イメージ展)」が7月15~17日、東京(新宿住友ビル三角広場)で開催された。経済部の龔明鑫(きょう・めいきん)部長は特別代表団を率いて出席し、挨拶の中で「台日間の産業協力は一歩進んでおり、グローバル市場におけるキー産業の先導的地位を共に強固なものにしていく」と強調した。
今回の台湾エキスポは「Innovate for Tomorrow(台日共創未来)」をメインテーマに掲げ、スマート製造、循環型エネルギー、スマートテクノロジー、スマートヘルスケア、文化・ライフスタイルの5大分野にフォーカスしている。
それに応じて会場では「AIスマート製造」「循環型エネルギー」「スマートシティ」「スマートヘルスケア」「台湾エクセレンス(台湾精品)」「味わい台湾(品味台湾)」などのテーマパビリオンでの展示をはじめ、各種フォーラムやビジネスマッチング商談会が開催された。台湾の優れたイノベーション力をアピールするとともに、台日間の産業協力をさらに深め、次世代の競争力を共に創出していくという。
海外で開催の台湾エキスポとしては過去最多の出展数
龔部長はスピーチの中で、「グローバル・サプライチェーンの再編、ならびにAIとネットゼロ(温室効果ガス排出実質ゼロ)への移行が推進される重要な局面において、本エキスポは日台が手を携えて次世代の産業協力へと向かう重要な出発点を象徴している」と述べた。
今回は台湾企業154社が出展しており、規模は前回(23年)比で15%増加。これは海外で開催された台湾エキスポとして過去最多の出展企業数となる。本展が台湾企業から高い評価を得ていることを裏付けている。
日台は精密機械や半導体から、AI、クリーンテクノロジーに至るまで、常に互いの強みを補い合う関係を築いてきた。新たな局面に立ち向かう中、TSMC(台湾積体電路製造)による熊本第2工場の追加投資は、台湾サプライチェーンの日本進出を加速させている。
またAIの演算能力向上に向けて、双方は(NTTなどが提唱する)次世代光通信ネットワーク(IOWN)構想の推進に協力し、産業に新たなビジネスチャンスを切り拓いている。日台は今後、コア技術の緊密な提携と的確なマッチングを通じて、世界の主要産業におけるリーディングポジションを共に確固たるものにしていくと思われる。
この記事は有料会員限定です
残り 1254文字


