ホンダ「フリード」新旧比較で見るヒットの法則 ちょうどいいサイズ感はそのまま熟成が進んだ

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2代目フリード/フリード+の外観
2代目フリード/フリード+の外観(写真:本田技研工業)

先代にあたる2代目モデルは2016年に登場。大柄なクルマの運転が苦手な人にも「ちょうどいい」サイズの車体に、スタイリッシュなフォルム、多彩なシートアレンジが可能な広い室内空間などの特徴を持つ。

先代のラインナップは、6~7人乗り・3列シート車の「フリード」、5人乗り・2列シート車の「フリード+(プラス)」という主に2タイプを用意。2019年のマイナーチェンジでは、外観の刷新に加え、アウトドア風味のクロスオーバースタイルが魅力の「フリード クロスター」も追加し、バリエーションを拡大した。いずれのタイプにも1.5Lガソリン車と、同じ排気量のハイブリッド車を用意したほか、ほとんどのタイプに2WD(FF)と4WDを設定した(7人乗りは2WD車のみ)。2代目フリードは、こうした幅広いラインナップにより、多様化する顧客のニーズに対応。今では「ホンダ登録車でナンバーワンの売れ筋」と呼べるほどの人気モデルへ成長した。

3代目となる新型フリードの概要

3代目フリードのスタイリング
3代目フリードのスタイリング(写真:本田技研工業)

その3代目となる新型は、シンプルで上質な外観の「フリード エアー(FREED AIR)」と、タフな外観でアウトドアにもマッチする「フリード クロスター(FREED CROSSTAR)」という2タイプを用意する。設定する乗車定員/シートは、以前から人気の6人乗り・3列シート車をフリード エアーとフリード クロスターの両方に揃える。2列目に2名乗車の「キャプテンシート」を採用したタイプだ。

また、2列目を3名乗車の「ベンチシート」にした7人乗り・3列シート車も、フリード エアーの上級グレード「EX」に用意。先代のフリード+に相当する2列目ベンチシート(3名乗車)の5人乗り・2列シート車については、フリード クロスターのみに設定。これらにより、ラインナップを先代から刷新している。

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