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キャリア・教育 #近視は病気です

子どもたちの「知識」を「体験」につなげる "やってみる"ことで見えてくる新しい視点

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  • 井筒 智彦 宇宙博士、東京大学 博士号(理学)
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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井筒:過疎化の問題に関心を持ったのがきっかけです。それに、宇宙についての博士号を取ってから田舎に移住するというのも、なかなか例がないことだと思ったので、やってみようと。実際に移住してみたら、自分の強みである宇宙をテーマに、町おこしができるかもしれないと思うようになりました。

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窪田:キャッチコピーの「限界集落から宇宙へ」がとても印象的です。今はどんな活動を?

井筒:宇宙博士という肩書で、広島でラジオやテレビに出演したり、本を出版したり、宇宙町おこしのプロデューサーとして星空観察会などのイベントを企画したりしています。たくさんの人に宇宙の面白さを知ってもらいたいというのが、私の活動の原点にあります。

窪田:ご著書の『東大宇宙博士が教える やわらか宇宙講座』は、子どもから大人まで読みやすく、宇宙の不思議にワクワクするような内容でした。

井筒:私自身、「これはすごい! この驚きを分かち合いたい!」と思うことを詰め込んだので、そう言ってもらえるとうれしいです。この本を読んで、宇宙に興味を持ってくれる人が、1人でも増えてくれたらいいなと思っています。

宇宙飛行士試験にチャレンジしてみよう!

窪田:子どもたちに向けた宇宙イベントは、どんな内容ですか?

井筒:宇宙を想像できるような話をしたり、ペットボトルロケットを作って飛ばしたりといったイベントを開催しています。なかでも人気なのは、「ギャラクティック・チャレンジ」と名付けた、過去の宇宙飛行士選抜試験に挑戦しようという企画です。

宇宙飛行士の試験は、知識を問うものよりは、臨機応変に発想できるか、ストレスも楽しめるかといったことを見るものが多くて。1998年に山崎直子さん、星出彰彦さん、古川聡さんが合格したときは、3時間で12×12=144ピースの真っ白なジグソーパズルにチャレンジする課題が出されました。

私のイベントでは、それを簡単にして4×6=24ピースでやってもらうなど、宇宙飛行士試験の雰囲気を味わえる体験を取り入れています。

(井筒氏提供)

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【子どもたちの脳が「バグる」体験】

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