「馬上、枕上、厠上」がキャリア形成にも重要な理由 「1人になれる時間」は本来いくらでも存在する

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読書
多忙な日々を過ごしている身だからこそ、落ち着いて自分の人生やキャリアを熟考する時間を日々少しでも持つことが重要です(写真:zon/PIXTA)

昨年末の本連載において、年末年始というまとまった時間を活用して職歴書チェックをはじめとした1年間の振り返りを行ったり、普段とは異なるジャンルの読書を行うことの重要性を説いた。

自分と向き合う時間を確保することの重要性、ということだ。

自分と向き合う時間は日常生活の中におけるスパイス

自分と向き合う時間とは、つまり深く物事を考える時間であり、変わり映えの無い日常生活の中におけるスパイスのような存在で、自分自身の成長と立ち位置を確認する為の時間だ。

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ところでこの「自分と向き合う」時間であるが、もちろんまとまった時間を取れるのはそれこそ年末年始をはじめとした大型連休のみ、ということも現実的にはあるのかもしれないが、日常においても、それがどんな短時間であったとしても、そういった時間を持つことは大切だ。

何故か?

それは日々何となく流されて、自分が成長しているのか止まっているのかもわからないまま、惰性で生きていってしまうことを防ぐためだ。

コツコツとした毎日の小さな確認作業と方針転換が、人生やキャリアにおける致命的なミスを防いだり、間違えた方向に気が付かないまま進んでしまうリスクを回避する為に役に立つ、という事だ。

日常生活において、仕事中は常に周りにヒトがいて、オフは家族や友人・知人と飲みに行ったり遊びに行く。そしてちょっと空いた時間があればスマホでSNSなんかをチェック。

そんな日常生活を送っていると、自分と向き合う時間、深く物事を考える時間の確保ができないのは言うまでも無い。

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