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「紅白に旧ジャニ出ない」は"テレビ崩壊"の始まり 2024年は既存メディアを必要としない動きが活発化

11分で読める
  • 霜田 明寛 ライター/「チェリー」編集長
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新会社の社名発表の日には、独自の音楽プラットフォームを作る方針も同時に発表された。

今後、仮にテレビ出演やCM出演が少なくなったとして、ジャニーズらしさが消えてしまうかといえば答えはNOだろう。むしろ、自前でやることが増えることで、彼ららしさや、やりたいことがより色濃く表現できるようになる可能性のほうが高い。この大きなリセットのタイミングこそ、色々なプラットフォームを自前で作ってしまうときなのかもしれない。

他のメディアを必要としない未来

そしてそれが成功したとき、もう彼らがテレビ局などの他のメディアを必要としない未来になっていることは想像に難くない。

そもそも、若年層のファンに限って言えば「テレビをずっとつけていたらジャニーズを知った」ではなく「好きなジャニーズを見るためにテレビをつける」傾向が強くあった。

『夢物語は終わらない ~影と光の”ジャニーズ”論~』(文藝春秋)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

性加害報道直後、『ミュージックステーション』ではオリジナルのセットのない場所で歌い踊るだけといった出演の仕方が多くなったことに象徴的だが、近年、歌番組などは特に、彼らの魅力を引き出すというよりも、彼らの力に頼るものも多くなっていた。他の番組も、彼らが出演することによって、視聴率や再生回数などのテレビ局側の数字に寄与していた面も強い。

組む必要性も薄れていたところに、実際にテレビ局側の出演見合わせによって、新たに他のメディアと組まない事例が続々と誕生し始め、そして成功例も出始めている。この一度起きた変化はそう簡単には元に戻らず、むしろ進んでいくのではないだろうか。

2024年秋には、およそ1年間続いたNHKによる所属タレントへの出演依頼の見合わせが中止されたが、ファンからは「もう紅白出なくていい」「テレビじゃなくて配信でライブを見たい」といった声も多く上がった。

そう考えると、この一連の事象は、ジャニーズ事務所の崩壊に見えて、実はテレビの崩壊の始まりなのかもしれない。

※1 『週刊ダイヤモンド』2023年11月18 日号
※2 STARTO ENTERTAINMENT公式サイト 
※3 『日経エンタテインメント!』2022年8月号
※4 「Snow Man」2023年12月31日配信
※5~7 『TVガイドperson』VOL.106

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