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ジャニーズ帝国を支えた「ジュニア」育成の仕組み デビュー組のファンをジュニアのファンに

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SMAP、嵐など人気アイドルを輩出できる特有の構造に迫った。

ジャニーズJr.の募集要項
画像は社名変更前。現在は応募資格に事務所との契約締結が可能かの記載はない

特集「解体!ジャニーズ経済圏」の他の記事を読む

ジャニー氏による性加害の補償総額はいくらになる? 雑誌・テレビ・映画がジャニーズに依存した理由は? タレント帝国を支えた「ジュニア」育成の仕組みとは?

『週刊東洋経済』11月11日号では「解体!ジャニーズ経済圏」を特集。タレント帝国の知られざる金庫の中身、不動産の保有実態、ジュリー氏が税金を払わないで済む離れワザ、新設会社に原盤権を移転する際の問題点についてお届けする。
『週刊東洋経済 2023年11/11号[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

「ジャニーズ事務所(現スマイルアップ)はテレビ局が最もひれ伏す存在」──

テレビ朝日で報道番組のプロデューサーなどを経験した鎮目(しずめ)博道氏はそう指摘する。同氏によれば、「ジャニーズのタレントが出演する番組は視聴率が取れる」という理由でテレビ各局は旧ジャニーズ事務所に対してさまざまな面で「忖度(そんたく)」をしてきた。

数多くの事務所が存在する中で、テレビ局がそろってジャニーズに対し忖度し続けたのには、「帝国」とも呼ばれる事務所の強さが関係している。

スターを継続的に輩出できた背景

莫大な数のファンを抱えるジャニーズのタレントたちは、テレビ番組に限らず映画やCMなどでもつねに引っ張りだこだ。ある音楽業界関係者は「(ジャニーズには)粒ぞろいのタレントが集まっている印象」だと話す。

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