「奄美にあるハブ屋」が3世代に渡って続く背景 時流読み変化続けるハブ屋のビジネス(前編)
8種類のヘビが生息する奄美大島
東京から飛行機で2時間半ほど。沖縄と鹿児島のほぼ中間に位置する世界自然遺産の島、奄美大島。島内には8種類のヘビが生息し、そのうち4種類が毒を持つ。
なかでもハブは、その毒性の強さから長年奄美の人々に恐れられてきた。かつては撲滅すべき存在とされ、ハブ撲滅推進協議会(現:ハブ対策推進協議会)による一斉駆除がたびたび行われてきた。
人の生活圏に出没したハブは、放置すると近隣で被害が出る恐れがあるため、駆除することが推奨された。1954年からは自治体による駆除ハブの買い上げ事業が始まり、ハブを保健所に持っていくと1匹いくらで買い取ってもらえるようになった。この事業は現在も続いている。


















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