ハーフタイム過去問演習のやり方は簡単です。
「試験時間を半分にして、過去問を解く」
ただこれだけの勉強法です。例えば共通テストの国語の試験時間は90分ですが、それを45分で解くのです。英語筆記試験は80分なので、40分を制限時間として解くことになります。これを、新しく解く過去問で実行してみるのです。
回数は1回でもいいですが、もし可能なら3回くらいはやってもらえればと思います。言ってしまえば、ただこれだけの勉強法になります。
一見すると、なんだかわけのわからない勉強法に見えるかもしれませんし、「そんな短い時間では解けないよ!」「そんなことをして何になるの?」と思うかもしれませんが、これは本当に直前期にしかできない荒療治です。
この勉強法がハマらない人もいますが、点数を大幅に上げることができたという受験生も一定数いて、これで1科目10点上がった人もいるくらいの勉強法です。
追い詰めれたときこそ真の実力が発揮される
当然のことながら、制限時間が半分になっているということは、2倍速で問題を解く必要があります。通常20分で解いていた問題を10分で解くことになり、「こんな短時間では無理だ!」と音を上げてしまうことと思います。でも、実はそれがいいのです。20分かかる問題を10分しか時間がない状態で解くことで見えてくる世界があります。
火事場の馬鹿力という言葉があります。人間は追い詰められたときにこそ真の実力が発揮されるという意味です。この言葉のとおり、半分の時間で問題を解こうとすると、脳に相当な負荷がかかり、頭の回転がいつもよりも速くなります。
いつもじっくりやっていた部分を読み飛ばして解こうとしてみたり、短い時間の中で優先順位を付けて「あと3分しかないからこの問題だけは終わらせなきゃ!」と考えたりすることになります。いつもは見えていなかったものが見えるようになり、結果的にその形式の試験における立ち回りが圧倒的にうまくなるのです。
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