入試直前の荒療治「1科目10点上がる」ヤバい学習法 解答速度が劇的上昇「ハーフタイム過去問演習」

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試験でハプニングが起こることは多いですよね。例えばお腹が痛くなってしまってトイレに行かざるをえなくなったときとか、1問に大きく時間をかけてしまって普段よりもスピード速く問題を解かなければならないとか、そういうハプニングも発生するものです。

そういうときにどのように対応するのか、想像できている人は少ないと思います。多くの場合、何か1つでもハプニングが起こると、想定外の出来事にパニックになってしまって、焦ってうまく立ち回れないものです。

そこでこの「ハーフタイム過去問演習」の効果が表れます。つまりハプニングが起こったときの対処法を、制限時間半分で過去問演習をすることで学ぶことができるわけです。もし何かあったときのためにわざと負荷をかけて過去問を解いてみるという意味で「避難訓練」と同じなのです。

後悔しないために実行してほしい

仮に「まずい、残り時間が短いのにこの問題が終わっていない……」というような状況になったとしても、「ハーフタイム過去問演習」で短い時間で問題を解く訓練をしておけば、「最低限この問題は点数が取れるはず!」「ここだけは終わらせないと!」と、うまく対処する立ち回りを身体に刻み付けることができるわけです。

また安心して問題を解くこともできます。「大丈夫。この問題を5分で解いてこの前の練習で満点だった!」という安心感を持つこともできます。

多くの受験生は、「後悔したくない」はずです。絶対に合格したいし、もし仮に不合格になるにしても、本気で挑んで、思いつく限りのことは全部やって、そのうえで不合格にならないと、一生後悔することになります。であるならば、今まで一度もやっていなかったようなやり方も実行してみる必要があります。

今までのやり方では合格は難しいと考えている人にこそ、ぜひこの勉強法を実行してみてもらいたいと思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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