「風呂に沈められ…」ルフィ事件犯人の壮絶半生 子ども時代は虐待され、その後は人間関係に苦悩
その後、よりを戻したり、離婚したりを繰り返しました。女性への暴力で警察沙汰になったこともあります。家庭は、一時期、居場所だったのですが、続きませんでした」
闇バイト前は「月5万円」の収入だった
加藤被告人は、職も転々としていた。人間関係に苦しんだ様子がうかがえる。
「仕事も頻繁に変わっていました。人間関係の問題で長続きしませんでした。コミュ障のところがあります。その場からいなくなりたいと思ったりしてしまいました。26年間、お金に苦労しました。居場所がありませんでした」
闇バイトで仕事を探すことに抵抗はなかったのだろうか。
「初めは抵抗がありました。しかし、キムさんに『安全だ。安心だ』と説明されるうちに、安全だと思うようになりました。結果として、強盗致死になったことは、その責任を逃れられないと思っています」
闇バイトの前は、月5万円ほどの収入があったという。
「チートの販売、ゲームのアカウントなどを売っていました。昼夜逆転していたのですが、起きている時間はほとんどパソコンの前にいました。普通のアルバイトをしたこともあったのですが、長続きしませんでした」
最終陳述では、用意したノートに書いた思いを読み上げた。
「結果として、強盗致死になったことを深く受け止め、深く反省をしております。土壇場で証言を覆したことも申し訳ないと思っております。被害者や遺族のために何ができるのかを考えて、社会貢献をしていきたい」
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