「風呂に沈められ…」ルフィ事件犯人の壮絶半生 子ども時代は虐待され、その後は人間関係に苦悩
「永田被告人が強盗にこだわっていたため、中止になると思っていた」という。案の定、いったん中止になるものの、再度実行。空き巣に入ったが、何も見つけられず、撤収した。
子どものころに虐待され、結婚しても続かず
最終弁論で、弁護人は、加藤被告人について「他者の痛みを想像する能力の欠如」「人間不信であり、お金は裏切らないと証言していた」と述べた。これは、彼の生い立ちに関連しているとの指摘をしたものだ。
加藤被告人は、自身の生い立ちについて、次のように述べた。
「中学2年のころ、両親は離婚しました。父親に引き取られましたが、自分の意見に合わないと機嫌が悪くなっていました。『お前は、自分の考えに従え』と言われていました。
「幼少期のころは、お風呂に沈められたり、体を傷つけられたり、立たされていたため、父親の顔色を見て過ごしていました。
中1のとき、初めて家出をしましたが、(別居していた)母親の家に行ったりしました。家出のたびに、父親が取り戻しにきていました」
一人暮らしをするようになったあと、女性と知り合い、結婚して、子どももできた。
「18歳のとき独り立ちしました。配信をきっかけに女性と知り合い、子どもが生まれました。お金はきつかったのですが、とても幸せでした。しかし、その女性とケンカして、家を追い出されました。