"退職代行"を使われた上司「信用ダウン」の悲劇 多いのは営業、職場に与える「3つの影響」とは
退職代行サービスを使って退職する人が増えているという。
退職代行サービスとは、本人に代わって会社に退職の意思を伝えるサービスのことだが、気になるのは、「辞めたいのですが、上司に言い出せません」「退職を伝えたのですが、強く引き留められて……」といった声が聞こえてくることだ。
退職代行を使う理由はさまざまだが、いずれの場合であってもチームや業務に与える影響は大きい。
今回は退職代行が使われる理由と、職場に与える影響について解説する。組織マネジメントに携わる人はもちろん、人事担当者も、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
退職代行サービスを利用する3つの理由
突然だが、「Aさんが、あなたのことを本気で愛しているようです。ぜひお付き合いしたいと申していますが、いかがでしょう?」など代行サービスで告白されたらどうだろう。
また、ひどい対応に対してクレームを入れたところ、「B社の担当者が、このたびの件、謝罪したいとのことです。大変申し訳ございませんでした」と代行サービスで連絡があったらどうだろう。
私は代理の人から告白されても気持ちは揺れ動かないし、謝罪されても気分が晴れるとは思えない。
同じように、一度は勤め、少なからず世話になった会社を退職するとき、代行サービスで退職の意思を告げたら、上司や同僚はどのように受け止めるだろう。他者視点があれば、理解できることだと思う。
筆者の感覚で言えば、よほどのっぴきならない事情がない限り退職代行など使えないのだが、実際は利用者が増えているのだという。
一般的に退職代行サービスを利用する理由は、大きく3つに分けられるようだ。
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