こんにちは。「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
皆さんは、何気なくかけられた言葉で、気持ちがほっこりと温かくなったり、反対に一気に落ち込んだりした経験はありませんか?
言葉は、言われた相手の感情を動かします。そして、その積み重ねで人間関係は構築されるのです。
介護現場では、「人間関係のよしあし」が「介護の質」にも直結すると言われています。
しかも、対利用者だけでなく、その家族やほかのスタッフとの関係性までもが利用者の生活を左右します。
利用者や利用者の家族、スタッフとよい関係を構築するためには、相手の立場を想像し、言葉を選んでコミュニケーションを図ることが大切です。
拙著『利用者・家族・スタッフに信頼される 介護のステキ言い換え術』から、いくつかの例を、一部抜粋・再編集してお伝えします。
「いつもそうだけど、今日も」のニュアンスで伝える
あいさつは、その人の印象を決める大切なコミュニケーションです。
お互い笑顔で気持ちよくあいさつを交わせたら、一日のやりとりもスムーズになるでしょう。
あいさつでは、相手の外見や様子を口にすることが多いと思います。利用者がいつもより明るい色の服を着ていたり、髪の毛をきれいにセットしていたりと、いつもと外見が異なるときは「利用者に気分を上げてもらいたい」と思い、服装や髪型を褒めたくなるものです。
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