「自分の中で起こった体の変化のおかげで、何かを見た時にそのイメージを重ね合わせて絵を作れるようになっていきました。そうした抽象的な絵を描くようになったときに、この絵の基礎は、画面の隅々まで神経を行き渡らせて、責任を持って作品を仕上げていた受験時代に培ったものと認識できるようになったんです。今は浪人時代の自分を前向きに受け入れられて、当時の自分にありがとうと言いたい心境ですね」
今でも表現を真摯に突き詰めている
来年には、個展の開催が決まったと語る新家さん。今は、寺の襖絵制作の依頼も受けており、自身の画文集出版に向けても動いています。現在の彼女の作品に向かう姿勢は、紛れもなく、表現を突き詰めてきた浪人時代が培ったものなのだと思いました。
新家さんの浪人生活の教訓:悪い状態でも逃げなかったことが、今の自分の自信につながっている
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