リモートワーク廃止の流れは経営者の支配欲求? 日本企業が「アマゾンに続け!」となるのは危険

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(撮影:今井康一)

コロナ禍で一気に普及したリモートワーク。ところが、米アマゾン・ドット・コムが社員に週5日の出勤を要請するなど、世界の先進企業の中でリモートワークを縮小・廃止する動きが目立っています。新しい働き方とされたリモートワークは、コロナ禍の遺物としてこのまま廃れてしまうのでしょうか。日本の現状を見ていきましょう。

社員はリモートワークを大歓迎

今回、リモートワークの現状と今後について、60人以上の企業関係者にヒアリング調査をしました。まず一般の社員。社員は業種や老若男女問わず、おおむねリモートワークを歓迎していました。

「2020年にリモートワークが始まってから4年経って、業務の進め方やコミュニケーションの取り方などすっかり慣れました。不自由を感じることはほとんどありませんし、以前と比べてメリハリがついて、業務の生産性が上がったと思います」(エネルギー)

「現在もほぼフルリモートです。通勤時間がなくなってワークライフバランスが改善したのと、マイペースで仕事ができるようになったのが大きいですね。会議が増えた印象はありますが、通勤時間の減少のほうが大きいです」(通信)

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