メルカリ「フルリモート廃止?」に私が感じたこと 一体感を得るには「ある種の非効率さ」も重要だ

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メルカリ
メルカリがフルリモートをやめる、というウワサは拡散力をもっていた(写真:當舎慎悟/アフロ)

「メルカリがフルリモートを廃止か?」との噂が…

メルカリがフルリモート勤務を廃止するとSNSでかけめぐった。結果から言うと、現時点ではウワサにすぎなかった。

しかし、現在、多くの企業がコロナ禍収束(終息ではない)後、リアル職場への回帰が続いている。アメリカ・パタゴニアではなかば強制的に一部の社員をオフィスに戻すことが報じられたのは記憶に新しい。アメリカのIT企業の多くが、出社日を設定しているのだ。

メルカリにとっては迷惑だろうが、こういった背景もあって、メルカリもフルリモートをやめるのか、というウワサは拡散力をもっていた。

しかし、繰り返すとこれはウワサ。

一旦、同社が採用の観点で用意しているサイト「mercari careers」を見てみよう。

そこには明確に「働く場所」「住む場所」「働く時間」をそれぞれ選択できるとしている。1人ひとりが仕事への責任と目標をもっていれば、どう働いてくれてもかまわない、ただ責任とセットだ、とある。なかなか清々しい。

(写真:mercari careers HPより)

なお「メルカリグループに所属する全メンバー(正社員・契約社員・アルバイト・インターン)が対象です」とある。個人的には東京オフィスに所属する方のうち、5.8%が九州か沖縄にいるのはうらやましい。

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