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【地方実家は負の遺産?】「実家じまい」過酷現実 持っているだけでお金がかかり、リスクもある

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  • 松尾 拓也 行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家
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家の「中身」も問題です。家電、家具、寝具、衣服、日用品、雑貨、趣味の道具、食器、本……など、世帯で所有するモノは、膨大です。

年をとると、片づけがうまくできなくなる

家財道具については、「いつか処分するから大丈夫」と考えている人も多いでしょう。

でも、今はごみの分別ルールが細かく、年をとれば分別がうまくできなくなるかもしれません。

大きな家具を移動する、業者の手配・交渉なども、高齢になれば大変です。

それに、モノのひとつひとつに入手した経緯、それにまつわる思い出があるものです。それを振り切りながらモノの処分を進めるのは、かなりの気力が必要です。

Uさんのケースでも、実家にはたくさんの親の荷物が残されたままだそう。

実際、私が終活相談などで出会った高齢者の中には、いらないものをうまく処分できず、ごみ屋敷状態の中で暮らしている方が驚くほど多いのです。

家財道具の処分を「遺品整理業者」に依頼するケースも増えていますが、国民生活センターによれば、支払額の平均は約30万円で、100万円を超えるケースもあるそう。見積もりと請求金額が大きく異なるなどのトラブルも少なくないようです。

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【モノを減らしていくコツは?】

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