趣味で宅建取得の彼女が「仕事は金融一筋」な理由 引っ越し30回・日課は「物件チェック」で"充実"

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

――その後は日本で再び引っ越しを?

八木さん:そうです。初めて関東に移って、賃貸物件に住んだり、分譲マンションを買ったり、マンションを賃貸に出して再び引っ越したり……という感じで、多い時は年間に複数回引っ越したかな。

今は分譲マンションに住んでいますが、その間もコロナ禍のリモート期間中に岐阜県で暮らしたりもしています。

全部合わせると、30回くらい拠点を変えていますね。

趣味が高じて宅建を取得

八木さん:今では毎日、面白い物件がないかチェックするようになりました。海外で暮らしたことで、そもそも自分が物件好きなことにも気付けたんです。

日本とは部屋やインテリアの雰囲気が全然違って、屋根裏の部屋があったり、築300年の家があったりして、いろいろなところに住めるのが楽しかったからかもしれません。
部屋
(写真:Woman type)

――引っ越し先を探すために物件を見ているんですか?

八木さん:いえ、予定はないんですが、引っ越す先々で、新しい出会いが生まれるのがうれしくて。自分の暮らしを変えられる可能性が見えるので、つい見てしまうんです。

リノベの施工事例をみるのも好きですね。「この間取りいいな〜!」と思ったら、すぐ現地に足を運びたくなってしまいます。

――一カ所に腰を据えたいとか、疲れるとか、そういう気持ちはないものですか?

八木さん:全然ないです。「明日引っ越しなさい」と言われても大丈夫。むしろ「ずっとここに住みなさい」と言われる方が寂しいです。

「土地勘がない場所へ引っ越すのは苦手」と言う人もいますけど、私は土地勘がないからこそ楽しいと感じるんです。

もし引っ越しをしていなかったら、自分がそんな風に新しい環境を楽しめることも、知らなかったかもしれません。知らない土地に踏み出すことや人と出会うことへの抵抗が少なくなったことで、フットワークが軽くなりました。
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事