実はあと数カ月で夫が定年になります。老後を見据え、夫婦2人で6畳1Kの物件への引っ越しを決めました。はたから見ると狂気の沙汰ですが、私たち夫婦にとっては「ここで会ったが百年目!」という理想の物件で、即決しました。
今回のエッセイでは、どうして、あえて狭い家を選んだのか? 我が家流の家選びの条件をご紹介します。
狭い家からさらに狭い家にお引っ越し
現在我が家は、東京23区内、30㎡・12畳の1ルームマンションに夫婦2人と猫1匹で暮らしています。狭さゆえの不便は多少あるものの、それすら楽しんでいたのですが、とある事情により年内に引越しを余儀なくされました。
【画像】夫婦2人&猫1匹、25平米の部屋へ…引越し先の様子を見る(12枚)
今の部屋ですら「こんな狭い家に住んで……かわいそうに」と、家族や友達に同情されたりするのですが、我が家が次に選んだ新居は、さらに狭い25㎡・6畳1Kの単身者向けの間取りです。
国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」には、1人暮らしに最低限必要な居住面積(最低居住面積水準)は25㎡と記載されているので、1人で暮らすための最低限の広さで2人と猫1匹で暮らそうとしていることになります。
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