「推し活」がブランドを強くする…サンリオのキャラをファンと育てる"すごい仕組み"

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(撮影:今井康一)
ファンと共にブランドを育てていく「ブランド共創マーケティング」において、世界屈指の成功を収めているサンリオ。ポムポムプリンが1位に返り咲いたサンリオキャラクター大賞をはじめ、ファンとブランドが共に価値を高め、育み合う施策を数々展開しています。
そんなサンリオの戦略のほか、「マーケティング」手法や効果を多くの実例と共にやさしく解説した、永井竜之介さんの著書『人の"行動"と"心理"が見えてくる 13歳からのマーケティング』より一部抜粋・再構成してお届けします。

息の長い人気キャラを生んだ戦略

2025年のサンリオキャラクター大賞で、5連覇していた絶対王者のシナモロールを抑え、9年ぶりに1位を獲得したのがポムポムプリンです。誕生日はもうすぐ、4月16日。デビューは1996年で、2026年にデビュー30周年を迎えます。

これほどまでに息の長い人気を誇るキャラクターを、サンリオは驚くほど多彩に、数多く世に送り出しています。その戦略は、マーケティングで「ブランド共創」と呼ばれています。

「ブランド共創」とは、会社が一方的にブランド(サンリオの場合はキャラクター)をつくって完成させるのではなく、会社とお客(ファン)が一緒に活動したり、関わり合ったりしながら、ブランドの価値を共に創っていくという考え方です。

サンリオのようにビジネスの中心にブランド(キャラクター)を置く場合、より多くのお客にブランドのファンになってもらい、より長く愛着を持って使い続けてもらうことが理想的です。サンリオはブランドを生み出し、「みんななかよく」の想いを大切にしながら、ファンと一緒にブランドを育て、成長させることに長けているのです。

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