「誰もが」輝く社会を創る「ヘラルボニー」の挑戦 知的障害のある"異彩作家"と新たな文化を創造
兄が書いた謎の言葉「ヘラルボニー」を社名に
知的障害のある人たちのアートに可能性を感じ、双子の松田崇弥さんと文登さん、そして2人の友人が、それぞれ副業として始めた事業。それが次のフェーズに移行したのは2018年。
東京の広告代理店に勤めていた崇弥さんが会社を辞め、活動を法人化。2019年に会社名を「ヘラルボニー」に変更した。
「ヘラルボニー」は、重度の知的障害を伴う自閉症の兄・翔太さんが子どものころ、自由帳に繰り返し書いていた“謎の言葉”。翔太さんに何回、意味を尋ねても「わからない!」と言うばかりだった。
だが一見、何の意味もないように思える「ヘラルボニー」という言葉でも、自分たちの取り組みによって意味や価値が見いだされるかもしれない。
自分たちはそのような仕事をしていきたい、との思いから、社名を「ヘラルボニー」と決めたのだった。



















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