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「人口8%増」豪州の超田舎町を訪ねたら凄かった 「産直」ならぬ「人が産地へ」が地方再生のカギに

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  • 柳沢 有紀夫 海外書き人クラブ主宰 オーストラリア在住国際比較文化ジャーナリスト
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あるワイナリー併設のレストランでシェフとして腕をふるうターニャさんだ。彼女は「大都会のきらびやかな高級レストラン」で働いていた。

「そういう店ですから、食材もギップスランドなどから取り寄せていました。でも、それを使いながらいつも思っていたんです。こういう最高の食材が普通に手に入る場所で働けたら幸せだろうなって」(ターニャさん)

それで数年前に思い切ってギップスランドに移住したという。

「たとえば、今は日本食が世界中で人気で、メルボルンでも素晴らしいものを食べられます。それでもわざわざ日本に行って本場の日本食を食べる人は多いです。それと同じで、お客様にギップスランドに来ていただくことで、より素晴らしい食体験を提供できます」(ターニャさん)

シェフのターニャさんはいわゆるIターン組だ(写真:筆者撮影)
別のシーフードレストランでのカキとホタテ。都会のスーパーマーケットではあまり見られない素材も、産地なら提供できる(写真:筆者撮影)

どこで(Where)食べるかも重要

そのワイナリー兼レストランでセールスマネージャーを務めるロブさんも、「食事は素材が作られた場所で食べるのが一番です」とうなずく。

「今までは何を(What)、どう(How)食べるかばかり考えられてきました。それから誰と(With Whom)食べるか。それと同様に、どこで(Where)食べるかも重要だと思います。私にとって食べ物が最もおいしくなる場所は、『その食べ物がとれた場所』。野菜は基本的に新鮮なのが一番。とり立てのものが食べられるのは産地です」(ロブさん)

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