レノボ・ジャパン社長の留目真伸さんとの対談、第2回目。新卒で就職した商社でTOEIC500点ながら英語をがっつり使う仕事の担当となり、英語を真剣に学ばざるを得ない環境に自らを追い込んだお話を前回伺いました。いよいよスピーキング力を具体的に伸ばしていくための掟が登場します。Let’s find out his secrets!
前回の記事:「話せなくても英語の仕事を引き受けろ!」
読み書きよりも話すことに苦労した
安河内:仕事で使い出すようになり、英語ができるようになったという留目さん。推測するに、読み書きのほうが受験英語の蓄積もあるので、最初の頃からそれなりにできていたんじゃないかと思うんです。ただ、話すのでは相当苦労されたのでは?
留目:そのとおりです。
安河内:やっぱり。日本人はまじめなので、読み書きを懸命にやって、TOEICなどテストの点数も短期間でグっと上がる。でも、こと話すとなると、すぐにはできるようにならない。すごく苦労する。TOEIC500点だったら、最初はそもそも聞くこともままならなかったんじゃ? 相手が何を言っているかがわからないというのは、会話のキャッチボールで球さえ受け取れない状態です。この問題は、どう解消したんですか。
留目:これも、やっぱり仕事でしょうかね、結局のところ。
安河内:仕事となると、アメリカやイギリスのいわゆる英語ネイティブだけでなく、非英語ネイティブの、いろんなお国なまりのある英語を耳にする機会が多いのでは?
留目:はい、アジア系、インドなど、さまざまです。
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