英語を口にする「心理的壁」を乗り越えよう

ノンネイティブとの会話とカラオケのススメ

部分的に聞きとれない場所がある場合は?

安河内:ニュースやドラマ、映画で多聴。時にはカラオケで文字として確認しながら実際に口にも出す。いいですね。ニュースの場合は、部分的に聞きとれない箇所がありませんでしたか。

留目:ありました。今でもよくあります。

聞きとれない部分は耳にすり込め

安河内:聞きとれない部分に何か対処することはなかったんですか。

留目:うーん、特には。ニュースが大体わかればいいかな、というスタンスでして……。ホントはどうすればいいんでしょうか?

安河内:可能であれば、聞きとれない部分は、 自分で書いてみるなりして、文字情報と合わせて確認するなりという作業をするのが理想ですね。言葉が英語の音としてどう響いているかを耳にすり込むようにしていくと、聞こえるようになるんです。

留目:ほぉー。そういうものなんですね。

安河内:私も金融関連のニュースなんかを聞いていると、以前は半分ぐらいしか聞きとれませんでした。でも、英語字幕を付けるなどして繰り返し聞いてみると、ほぼ全部聞きとれるようになるんです。

もっとわかりやすい例で言えば「Let It Go」。英語ではカタカナ発音のレット・イット・ゴーじゃなくて、レェリゴオーのように1語に聞こえる。そういった英語独特の音を、文字情報と、実際に聞こえる音声を両方同時に仕入れてやっていくと、だんだん聞こえるようになる。これを継続していくと、仕事とかでLet it go at it.(これでよしとしよう)、Let it pass.(大目に見よう)なんて急に言われても、ふっと聞きとれる。

留目:なるほど。

安河内:口と耳に同時にすり込むと、点と点がつながって、わかる・聞こえるようになるんです。ポイント、要点がわかればいいというスタンスを貫かれてきた留目さんですが、時間があるときや、ものすごく重要な情報などは、そんなふうにして聞いてみるといいかもしれません。

留目:やってみます。

※ノンネイティブとの会話とカラオケで英語を鍛えていった留目さん。8月24日(月)掲載予定の次回は、シーン別で意識すべきスピーキングの極意が登場します。

 

(構成:山本航、撮影:梅谷秀司)

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