留目:CNNです。家でケーブルチャンネルを契約してわざわざ見ていたというのではなく、海外出張のときにホテルで見るようにしていました。韓国駐在時代は、家でも見られる環境でした。
安河内:海外ドラマ、映画は? 当時はまだVHSの時代ですよね?
留目:ええ、ビデオで見ていました。
字幕をなるべく見ない
安河内:日本語字幕が見えちゃいますけど?
留目:なるべく字幕を見ないようにして聞いていました。
安河内:私も同じことをして、英語を学んだクチです。ただ、どうしても目がいってしまうので、字幕が出る部分にガムテープを貼っていました。それで、英語の台本を見ながら、確認しながら繰り返し見たものです。
留目:さすが、英語のカリスマ先生は違うな(笑)。
安河内:geek(変わり者)といか、もうある種のotakuです(笑)。
安河内:洋楽は?
留目:好きなアーティストのCDを聞き流していました。同時に、海外ではカラオケをよくしました。英語の歌詞が出るし、何度もやっていると覚える。洋楽を覚えて歌うというのは、かなりよかったんじゃないかと思っています。
安河内:はい、「カラオケで英語の曲をたくさん歌うべし」という鉄則3つ目が出ました! カラオケは、実はすごくリスニング向上に効果があるんです。なぜかというと、洋楽の歌詞を聞き流すだけでなく、英語の文字として確認して、その文字をどう変化させればお手本であるオリジナルと同じ音が出せるか、わかるようになるから。このプロセスを、 遊びながらやってしまえるんです。どんなリスニングの勉強よりもカラオケが役に立つとさえ言ってもいいかもしれません。もちろん、カラオケで歌うナンバーは、オリジナルの歌詞を確認しながら聞くのが理想的ですけども。留目さんの十八番は?
留目:すごく簡単で歌いやすいビートルズですかね。めちゃくちゃアップテンポの曲というのはそうないですし、1曲が短めなんです。
安河内:この前、乃木坂46のメンバーにビードルズの曲を教えたんです。彼女たちも歌えていました。
留目:万人向けなんでしょうね。あと、ビートルズは海外どこへ行ってもみなさん、だいたい知っている。
安河内:確かに。一緒に行った人が知っている曲を歌ったほうが、ワッと盛り上がれますものね。
留目:はい、サビの部分を合唱したりできますから。誰かがビートルズの曲を歌うと、「じゃあ、次は自分も」とビートルズの曲が続くこともあります。
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