結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。
共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。
そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』だ。
著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。
その松尾氏が、「老後は田舎か都会か」の決め手となる重要ポイントを解説する。
田舎と都会「最も大きな違い」はここにあった!
「老後は交通手段や店舗が多い都会で便利に暮らしたい」
「老後は自然豊かな田舎で、家庭菜園などを楽しみたい」
老後生活を送るには、田舎にも都会にもよいところがあります。
そのため「老後は都会暮らしと田舎暮らし、どちらにしようか」とリタイア後の暮らしについて決めかねている人も多いかと思います。
結論を先にいえば、マンションか一戸建てか、賃貸か購入かというように、一人ひとりの趣味嗜好や好みによるので、一概にはいえません。
また、都会といってもタワーマンションと一戸建て、地方といっても地方都市と農村や漁村では、その暮らしぶりはかなり違ったものになります。
それを踏まえたうえで、大局的には「次のようなこと」がいえるでしょう。
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