老後「都心、田舎どちらに住む?」決める視点は1つ 「田舎の自然」「都会の利便性」で決めるのはNG?

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都会: 人間関係が機能的。その都度付き合う人や利用するサービスを変えることができる

田舎: 人間関係が濃厚で全人格的。生活のすべての面で人間関係が求められるので、都会のような「付き合い分け」が難しい

つまり、田舎でも都会でも、「暮らし」に大きく関わるのは「人間関係」であり、人付き合いがわずらわしいという人は都会を、濃厚な人付き合いを求める人は田舎を選ぶほうがいい、ということです。

(もちろん、都会でも濃厚な人付き合いが残っている下町、田舎といっても人間関係が希薄な地方都市もあり、ケースバイケースです)

「病院の選択肢」なら都会だが、同時に「準備」も必要

高齢になるとどうしても、体の不調や持病と付き合っていくことになります。

病院を選ぶという観点からは、都会のほうが選択肢は多いため、都会暮らしに軍配が上がります。

病院の選択のために地方から都市部に移り住む高齢者も多くいるほどです。

また、スーパーマーケットや銀行、郵便局など、暮らしに必要なサービスも近接していることから、暮らしやすさが向上します。

ただし、都市部の人間関係は機能的になりやすいため、老後の安心を確保するためには、介護や福祉、日常の見守り、権利や財産の保護など、必要に応じて適切な外部サービスを利用することが基本的な考え方になるでしょう。

都会に暮らすのであれば、自分にとって必要かつ適切なサービスを知っておくことが重要です。

そのためには、情報収集や下調べなどの準備が欠かせません。

外部サービスを適切に選ぶための知識を教えてくれる相談機関としては、各市町村の「地域包括支援センター」がその役割を果たしているケースが多いです。

これは都会でも田舎でも変わりません。

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