強烈インパクト!この食べ物の正体とは? 原宿「カワイイモンスターカフェ」の挑戦
看板メニューである「カラフル ポイズンパフェ エクストリーム!」は、「ポイズン=毒」などと食品にあるまじき名称がつけられているが、これも増田さんのあえてのセレクトだ。
「子どもの頃は毒々しい色のグミとかよく食べましたよね。このカフェでは、子どもの心に戻ってほしいなと思っています」
かき氷のシロップや喫茶店のメロンクリームソーダのように、いかにも舌に色がついてしまいそうにみえるが、「5秒で消えます」(増田さん)。
メニューの拡充も計画中だ。増田さんは次のように言う。「そのほか、私がニューヨークなど世界のさまざまな場所で見つけたおいしいものを提供したいと思います。今はこういう見た目が変わったものをそろえていますが、普通の食べ物も出して行く予定です」。
「オリンピックを視野に、東京の新名所へ」
意識されているのは外国人への対応だ。メニューにはカフェとしては珍しい「ライスロール(巻き寿司)」が載っており、使ったはしがもらえるサービスもある。またモンスターガールをはじめ、店舗スタッフにも英語、中国語、韓国語などの外国語が話せる人材を起用している。見据えているのは東京で行われる2020年のオリンピック・パラリンピックだ。「オリンピックを視野に、東京の新名所となってほしいと思っている」(松村社長)。
ダイヤモンドダイニングは、東京で行われるビッグイベントを前にして、海外からの観光客増加が見込まれる原宿エリアで、大きな勝負に出たわけだ。その意気込みを表すように、これまで同社が手掛けてきたエンターテインメント系レストランのなかでも、ひときわ力の入った店舗となっている。「うまく行けばラスベガス店、ニューヨーク店と夢はふくらみます」(松村社長)と語るように、オリンピックをチャンスに、世界展開の野望もあるようだ。同社のグループ会社がすでにシンガポール、ハワイなどに6つのブランドでレストランを展開しており、この野望は決して絵空事ではない。
原宿が発展してきたのも、1964年の東京オリンピックが大きなきっかけ。今話題の、代々木競技場が近隣にあるためだ。その歴史を考えると、今回のダイヤモンドダイニングの挑戦は理にかなっているのかもしれない。
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