強烈インパクト!この食べ物の正体とは? 原宿「カワイイモンスターカフェ」の挑戦
店舗を構えるのは、ラフォーレ原宿の向かいにあるビル「YMスクエア」だ。面積は212坪と広く、席数は193席あり、「都内最大級」をうたっている。店内には増田さんが「1990年代からやりたかったことをすべて詰め込んだ」という、まるで遊園地のような装飾が施されている。
オープンに臨む7月30日に開かれた記者発表では、松村厚久社長が次のようなコメントをした。
「いい店を作ればTTP(徹底的にパクるの略で、模倣するの意)されますが、この店はパクるのが難しいと思う。増田さんに好きなようにやってもらったし、正直、お金もかなりかかった」
「好きなようにやらせてもらえた」
実際に好きなようにやらせてもらえたようで、増田さんは、次のように語った。
「思った以上にまかせてもらえて、まったく口出しされませんでした。外国人の友人に聞くと、『東京は遊ぶところがない』と言うんです。外国人向けというと、浅草とかになってしまう。カワイイモンスターカフェによって、原宿を外国人が集まれる場にしたいと思っています」
カフェの目玉は、モンスターの体内をイメージした室内装飾や、「カワイイ」の世界観に彩られたメニューだ。店名にもある「MONSTER」に表現されているように、ポップで可愛らしい中にも、甘いだけでなく毒々しさ、グロテスクさがある増田さんのアートが余すところなく発揮されている。
エントランスを入ると、すぐに目に入るのが巨大なケーキ型メリーゴーラウンド。その周りに配されるカフェスペースは、キノコの森や「家畜」をモチーフにしたミルクスタンドなど、それぞれ雰囲気が異なる4つのゾーンに分かれる。
そのひとつ、「バー エクスペリメント」は、特に25歳以上の大人をターゲットにしたスペースだそうだ。「デンジャーカクテル(ザ・マッドサイエンティスト)」など、このバーでしか味わえない飲み物もある。
「大人の感性で『カワイイ』を遊んでほしい。カフェ全体もどちらかというと、子どもよりは大人に来てほしいと思っています」(増田さん)。
さらに、室内装飾とあわせて工夫をしていることがある。店内には個性たっぷりのマスコット的な存在である「モンスターガール」がいるのだ。
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