【日本初!】女性宇宙コミュニティが衛星打上げ 「宇宙好き女子」知識ゼロから初挑戦!驚く裏側

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「宇宙業界で働くのはハードルが高くて諦めてしまったけれど、大好きな宇宙に携わりたい——」。そんな女性が集まれる場をつくりたいという強い想いから、宇宙業界で活躍したい女性のコミュニティ「コスモ女子」をついに立ち上げることができました。

そして、発足から1カ月も経たないうちに第1回目の勉強会を開催。なんとか友人に声をかけて数十名の女性が集まり、良いスタートを切れたことを喜んでいた矢先に、コロナの緊急事態宣言が発表されたのです。

次々立ち上がる宇宙プロジェクト

突然ピンチに見舞われたものの、すぐに気持ちを切り替え、第2回目の勉強会からはオンラインで開催しました。すると全国各地から参加者が集まり、どんどんメンバーが増えていったのです。

コロナ禍で暗いニュースが多い中、コスモ女子はそれを跳ね除けるほどの熱量でイベントに参加していました。

『東大宇宙博士が教えるやわらか宇宙講座』の著者・井筒智彦さんの「親子で楽しめる著者イベント」を行います。8月11日(日)に「紀伊國屋書店ゆめタウン廿日市店」(詳しくはこちら)、8月12日(月)に「ジュンク堂書店広島駅前店」(詳しくはこちら)で、それぞれ実施します。

文系理系、職業、年齢層、住んでいる地域など、それぞれバックグラウンドは違うものの、「宇宙好き」という共通の価値観で繋がったコスモ女子は、自分たちで新しいプロジェクトを次々に発足していきました。

宇宙食について研究・開発する「宇宙食部」や宇宙業界で活躍する女性を紹介するメディア「宇宙のお仕事図鑑」など、その部活動やプロジェクトは、すべてメンバーのアイデアから誕生したものです。

様々なアイデアが飛び交う中で、メンバーから持ちかけられたのが人工衛星の打ち上げでした。

「人工衛星ってどうやって打ち上げるの? いくらかかるの?」

たくさんの疑問が頭に浮かびましたが、返ってくるのは「とにかく挑戦したい」という言葉でした。自分たちのように専門知識がない女性が人工衛星を打ち上げることで、年齢性別関係なく挑戦することの面白さを伝えたい。宇宙の魅力をより多くの人に知ってもらいたい——。そんな彼女たちの想いに感化され、「人工衛星打ち上げプロジェクト」がスタートしました。

「コスモ女子」メンバーによる人工衛星づくりの様子
「コスモ女子」メンバーによるミニチュア人工衛星の模型づくりの様子(写真:筆者提供)
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